標準偏差の求め方/STDEV、STDEVP

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標準偏差とは何か

標準偏差とは、データのバラツキ具合を表す指標として使われます。データのバラツキ具合を表す指標としては、標準偏差のほかに分散も使います。標準偏差は、分散の平方根です。標準偏差のほうがデータと同じ視点で見ることができる。標準偏差の数値が大きいとバラツキが大きく、逆に小さいとバラツキが小さいと判断できます。このバラつきの程度を数値化したものが標準偏差(standard deviation)といいます。

標準偏差の求め方/STDEV

=STDEV(数値1, [数値2]・・・)

[数値1] = 必ず指定します。母集団の標本に対応する最初の数値引数を指定します。
[数値2] = 省略可能です。母集団の標本に対応する数値引数を指定します。引数は 2 ~ 255 個まで指定できます。
また、半角のカンマ (,) で区切られた引数の代わりに、単一配列や、配列への参照を指定することもできます。

関数の説明 指定された数値の標準偏差を求める
EXCELバージョン Excel2003 ・ Excel2007 ・ Excel2010 ・ Excel2013・ Excel2016

 

Excel2010 以降は、STDEV.SまたはSTDEVのどちらでもよい。
標準偏差予測を表示したいセル(B7)を選択し、=std と入力してプルダウンからSTDEVを選択します。

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A1からA5 までマウスで範囲指定指定します。B7 = STDEV(A1:A5)

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標準偏差の求め方/STDEVP

=STDEVP(数値1, [数値2]・・・)

[数値1] = 必ず指定します。母集団に対応する最初の数値引数を指定します。
[数値2] = 省略可能です。母集団全体に対応する数値引数を指定します。引数は 2 ~ 255 個まで指定できます。
また、半角のカンマ (,) で区切られた引数の代わりに、単一配列や、配列への参照を指定することもできます。

関数の説明 指定された数値の標準偏差を求める
EXCELバージョン Excel2003 ・ Excel2007 ・ Excel2010 ・ Excel2013・ Excel2016

 

Excel2010 以降は、STDEV.PまたはSTDEVPのどちらでもよい。

標準偏差を表示したいセル(B7)を選択し、=std と入力してプルダウンからSTDEVPを選択します。

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A1からA5 までマウスで範囲指定指定します。B7 = STDEVP(A1:A5)

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◆ 乱数なので,ここの値は, 実行のたびに違う.

STDEV、STDEVPの違い

データ数をnとしたときに平方和を n-1 で割ったもの(不偏分散)の平方根が STDEV(Excel 2010なら STDEV.S)平方和を n で割ったもの(分散)の平方根が STDEVP(Excel 2010なら STDEV.P)です。
STDEV関数は、4,5,6という3つのデータなら平均が5で(4-5)の二乗+(5-5)の二乗+(6-5)の二乗)/3-1というのなら、不偏標準偏差ですからExcel なら STDEV(4,5,6) ですね。(Excel 2010なら STDEV.S)
STDEVP関数の場合ですと((4-5)の二乗+(5-5)の二乗+(6-5)の二乗)/3と計算されます。

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